東日本大震災から、まもなく三年が経とうとしています。私の実家は福島県須賀川市ですが、須賀川でも崩壊あるいは半壊した家がたくさんありました。当時、自分の故郷はどうなってしまうのかと不安な毎日でした。あの大地震で何もかもが壊され、苦しい生活を余儀なくされた方々が沢山いたと思います。そんな故郷が着実に一歩一歩復興に向かっている事を嬉しく思います。
震災後、故郷・福島を応援する歌を歌いたいと想い、被災地を訪れて感じた事を作詞家さんにお話しして「私は今、生きている」という曲を作って頂きました。チャリティコンサートなどで地方へ行くと、被災地に住めなくなり、やむを得ず移り住んでいる東北の方々が沢山聴きに来て下さいました。「同じ福島出身のあなたの歌を聴いて元気になりました。」という声を聞き、この歌を歌っていく事で、少しでも前向きに生きていく力になれていたら嬉しく思います。
時間が経つにつれ、ニュースで取り上げられる事も少なくなり、記憶が薄れてしまいがちですが震災が忘れられてしまわないよう、歌い続けていきたいと思います。 |
3月11日福島県いわき市の新舞子ハイツでコンサートの最中、東日本大震災が起きました。
私は、いわきで生まれ、炭坑町で育ち、いわきで被災したこの事実を強く受け止め、私にできることをがんばってきました。私の大好きなふるさとを守らなければと唄を通して福島のみんなを元気にしたいと 「ドッコイ夫婦節」、 「ど根性桜」、「私のふるさと福島」 そして今回の 「安波さまの唄」ができました。この唄は、薄磯の民宿のおばちゃんの実話からできた唄です。安波さまは、海の神様です。
この唄が、いわきの人の力になり、そして復興に役立ってほしいと心から願っています。今日からまた新たに、紅晴美のパワーは強く続いていきます。 |